ヒルクライムの服装|登りと下りで考える気温別の選び方

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ヒルクライムは、登りに合わせて平地より薄着にし、下り用のウィンドブレーカーを必ず持っていくのが基本です。

標高差800m程度の山を想定しています。

登りと下りで、体に起きること

登りでは速度が時速10km前後まで落ちるため、受ける走行風は弱くなります。そのうえ脚にかかる負荷は平地より大きく、体は多くの熱を出します。平地と同じ服装で登り始めると、汗で内側から濡れやすくなります。当サイトのビルダーでも、ヒルクライムは発熱の大きい強度として体感を計算しています。

下りでは状況が逆転します。時速40kmを超えると秒速11m以上の風を受け、さらに登りでかいた汗が蒸発するときに体温を奪います。加えて、気温は標高100mごとに約0.6℃下がるため、標高差800mの山頂は麓より約5℃低くなります(当サイトの計算では4.8℃)。

このため、ヒルクライムの服装は「登りに合わせて薄く、下りに備えて防風着を持つ」の2段構えで考えます。ビルダーのヒルクライムでは、体幹だけを覆うジレを外し、代わりに腕まで覆えるウィンドブレーカーを必ず入れています。山頂では汗を拭き、ウィンドブレーカーを着てから下り始めると、汗冷えを抑えられます。

安全のために

麓が5℃以下の日は、山頂付近や日陰の下りで路面が凍結していることがあります。服装より先に、凍結の情報を確認してください。

気温別:ヒルクライムの服装

晴れ・微風、所持アイテムなしの場合の目安です。麓の気温で選んでください。

麓の気温 登りの基本 重ね着・持ち物 山頂の目安
0℃ 0℃帯ジャケット、裏起毛ビブタイツ、冬用インナー 冬用グローブ、ネックチューブ、シューズカバー、ビーニー・耳当て、ウィンドブレーカー 約-5℃ 組む →
5℃ 5℃帯ジャケット、裏起毛ビブタイツ、冬用インナー 冬用グローブ、ネックチューブ、シューズカバー、ウィンドブレーカー 約0℃ 組む →
10℃ 裏起毛ジャージ、ビブショーツ、冬用インナー レッグウォーマー、ウィンドブレーカー、薄手長指グローブ 約5℃ 組む →
15℃ 薄手長袖ジャージ、ビブショーツ、夏用インナー ウィンドブレーカー、レッグウォーマー、薄手長指グローブ 約10℃ 組む →
20℃ 半袖ジャージ、ビブショーツ、夏用インナー アームウォーマー、ウィンドブレーカー、指切りグローブ 約15℃ 組む →
25℃ 半袖ジャージ、ビブショーツ、夏用インナー 夏用アームカバー、指切りグローブ、ウィンドブレーカー 約20℃ 組む →
30℃以上 半袖ジャージ、ビブショーツ、夏用インナー 夏用アームカバー、夏用レッグカバー、ウィンドブレーカー 約25℃ 組む →

標高差の大きい山は、実際のルートで判定を

上の表は標高差800m程度を想定した目安です。標高差の大きい山は、ルートページで山頂の気温や風を確認してください。

よくある疑問

Q. ヒルクライムで、ジレではなくウィンドブレーカーを勧めるのはなぜですか?

A. 下りでは胴体だけでなく腕にも強い風を受けるためです。登りでかいた汗が残った状態で風を受けると、腕からも体温が奪われます。また、登りは体が温まりやすく、ジレを着ていても途中で脱ぐ場面が増えます。下りの防寒としては、腕まで覆えるウィンドブレーカーの方が確実です。

Q. 山頂は麓より何℃くらい低くなりますか?

A. 気温は標高100mごとに約0.6℃下がります。標高差800mなら約5℃低く、麓が15℃なら山頂は約10℃が目安です。下りでは、この気温に走行風と汗の蒸発による冷えが加わります。

Q. 登りで暑くなったら、どうすればいいですか?

A. ジャージの前ジッパーを開ける、アームウォーマーを手首まで下げるなど、脱がずに放熱できる方法から試してください。脱いだウィンドブレーカーはバックポケットに入れておき、山頂で下り始める前に必ず着てください。

ヒルクライムの服装を、気温と予算から組む →

服装ビルダーで、持っているウェアを差し引いた合計金額の目安まで確認できます。

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